陰部の病気
亀頭包皮炎
おチンチンの先が腫れて、おしっこする時に痛がったり、痛くてガニ股で歩いていたり、パンツに黄色のシミがついたり・・・このような男の子(女の子にはつかみどころのない話ですが)が時々外来に来ます。
これは、おチンチンの先の包皮とおチンチンの間に細菌が入り込み炎症を起こしているのです。治療は、抗生剤の内服と、抗生剤を含む軟膏を塗ることです。
家庭では、お風呂できれいに洗ってあげてください。
尖兵ポリープ
女の子どもさんに多くみられますが、肛門の12時の方向に、肛門の出口のところのひだがもり上がり、赤く腫れて来院する児をよくみます。
これは硬い便などが刺激になって、肛門部の皮膚と直腸の粘膜が反転した状態です。便秘などで硬い便をする時に痛がったり、時には排便時に便に血がついてくることもあります。また、不潔にしておくと、かぶれて赤くなることもあります。
対処法としては、便秘の予防で食事療法、肛門部を清潔にしておくことなどです。しだいに単に肛門部のしわが膨らんでいるというような感じになります。
外科的手術になることはありませんが、便秘に対しての浣腸や、かぶれに対する軟膏を塗ることはあります。